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気象病について。前回のつづき
【耳が敏感だと、気圧の変化にも敏感になる】
気温の乱高下とともに、気象病を解き明かす重要なキーワードが気圧です。
気圧は地球の表面を覆っている空気の圧力で、
体内から同じ圧力で押し返すことでバランスを保っているのですが、
天気が悪くなると、気圧が大きく変動して体内の圧力のバランスが崩れてしまいます。
気圧の変化は耳の奥にある「内耳」と呼ばれる器官で感知され、前庭神経を通して脳の視床下部から自律神経へ、変化に対応するよう指令を出します。
このとき、気圧の下がり方が激しいと
体内の圧力のバランスが崩れて内耳が膨張し、
その影響で自律神経が乱れ、頭痛やめまいが引き起こされるのです。
内耳の感覚には個人差があり、敏感な人は自律神経がより乱れやすいともいわれます。
また、乗り物に酔いやすい人は内耳が敏感なので、当てはまる人は気圧の変化も感じやすいと思ったほうがいいでしょう。
セルフケアとして。
①耳マッサージ
耳の循環を良くしておくとむくみがとれ、片頭痛やめまいなどの症状が出にくくなります。
②耳まわりの指圧
めまいや頭痛が起きるときは、こめかみや噛み合わせなど、耳の周囲が緊張しています。指圧で緩めましょう。
③耳と首の温め
耳と首は、温めて循環を良くすることも、内耳と自律神経を整えるのに効果的。
日本アロマ環境協会 機関誌 92
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